magcupの日記

何でも引き付けるカップ、magcup

方丈様が亡くなられていた

母親の三十三回忌に、弔い納めの法事、家に五万円包む。
父親によれば、七月に、日程の相談に、お寺、善導寺へ行ったところ、方丈様(常川是秀師)が六月に亡くなられていたとのこと。
だいぶお年であったから仕方がないと思ったが、(後記)あとで、バイク事故で亡くなったと伺った。ずっとバイクに乗られていたとは。何とお元気なことであったことか。
 
読経は鐘(ボウルのようなもの、直径30センチくらい)の音とともに始まり、途中で、黒檀らしい拍子木と、真鍮製の平べったい鐘(缶のようなもの)のリズムが入った。
とても心地良く、お経は「音楽」であると言っても差し支えないようだ。
三十三年前に亡くなった母親の葬儀を思い出した。
家の一室で、当時、自分の部屋だったのを、を祭壇にして葬式、つまりお通夜と告別式を行ったのだが、日程を決める際、当時高校二年であった自分が「勉強できないからさっさと告別式を済ませて欲しい」と父親に頼んだのを思い出した。
祭壇に響き渡る方丈様の声が、まるで音楽のように心に滲みわたり、ああ、お経と言うものは言葉の意味云々ではなく、気持ちを癒す働きがあるのだなあと、その時思った。
今回は息子さんの読経であったが、たいそう上手くなっていらした。本堂に声が良く響き、聞いていて飽きなかった。
 
三十三回忌と弔い納めは無事に、善導寺で執り行われた。五万包んで父に渡す。 後日(8/20)、父親から古いノートPCを送って貰う際に、メールが来て「弔い納め遠路御苦労さまでした。また過分に包んでもらい恐縮です」とのこと(下記)。まぁ妥当であったか。
それにしてもこの法事、当初、下のメールにあるように、三年前の2007年頃、自分が施主となって執り行ってくれと父から言われ、どの親戚を呼ぶかなど示唆されていたのが、半年前くらいになって、急に、やはり父自身が執り行うと言い出した。理由はわからないが、想像するに、「その親戚」に相談したところ、片方のみを呼んで、その上自分(magcup)に執り行わせるのは相当まずい、ということになったのではないだろうか。

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2010年8月20日(金) 11:51
magcup 殿
弔い納め遠路御苦労さまでした。また過分に包んでもらい恐縮です
不要になったノートパソコン宅急便で送る用意をしましたが、送り先は自宅、〇〇室、その他 連絡下さい。
同梱明細
取り扱い説明書・ACアダプター・電源コード・バッテリー・リカバリーディスク・郵便局から頂いたCD-R(未使用)  メモリーは増設したような記憶があります。
〇〇〇ー
 g31004@nifty.com


(メモ)090814、上記のメール(2010年8/20)の一年前、お盆に実家へ行った際、翌年の三十三回忌について自分が主催して行うように言われた。日程は8月末から9月15まで、あるいは7月以前でも良いと。 そして、その際、お寺への御明料(お経代)の包み方を聞いて来た。

(後記)さらにそれ以前、2007年5/22に、

Re:近況とお願い

◎お願い1
3年後の2010年(H19年)は、お母さん(ママ)の33回忌(弔い収め)にあたります。
お寺には前年の暮れに歳暮を届けるさいに日にちと時間をお願いしてきます。
日にちは祥月命日でなくとも早く開催することは一向に差し支えないです。
先の予定は立たない事と思うが、頭に入れておいてください。33回忌は君から取り仕切ってもらいたいのです(つまり君が施主になると言う事です)。
8月下旬から命日前の2週間位の間に開催したいと思います。施主として日程の調整を前年くらいから心がけて欲しいのです。
◎お願い2
家族の写真をまた送ってください。楽しみにしています。

と言うメールが来ている。


(後記)2019.10.1記、上記の仙台の方丈様は、バイク事故で亡くなられている。年をとっても、檀家へ読経に行く際はいつでも原付だったのだ。
今、さっぱり思い出せないのは、上記の弔い納めの法事だ。一体、誰を読んだのか、そしてお斎をやったのか、全く覚えていない。自分は五万包んでいるので、おそらくお斎もやったのではないかと思う。
また、義母(父の再婚相手)の長兄が、善導寺に遅れて来た光景だけは目に焼きついているので、そちらを呼んだことだけは確かであるが、両方の親戚、つまりY家も呼んだかどうかは記憶から完全に欠落している。
 
 
(後記)2021年8/16(月)記、検索すると、新聞記事で、今のご住職のお名前が見つかった。2013年の記事なので、今年ちょうど60歳と言うことになる。

お盆入り、家族連れが墓参り
 お盆入りした13日、県内の寺院では早朝から墓参りに訪れる人の姿が見られた。照りつける太陽の下、先祖をしのんで花や線香を供え、墓前に手を合わせた。新潟市中央区西堀通4の善導寺には、線香やろうそくを持った人が続々と訪れた。鈴の音や読経が鳴り響く中、汗をぬぐいながらタワシやほうきで念入りに墓の掃除をしたり、「今年は暑いですよ」と墓に声を掛けたりした。

住職の常川秀雄さん(52)は「今年はお盆の入りが平日ということもあり、(出勤前に墓参りを済まそうと)早朝から訪れる人が多い」と話していた。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20130813060580.html


(後記)2021年9/15(水)記、両親とも亡くなり、実家1の掃除で出て来た古いアルバムを見ると、法事の写真が貼ってあり、両方の親戚が写っているので一瞬、驚いたのだが、よく見ると13回忌(1990年9/2)であった。故是秀師と秀雄師が並んで写っておられる。