magcupの日記

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信越本線高速化がなぜ必要か

やはり、ほくほく線で特急復活が良いのではないだろうか

信越本線高速化が叫ばれて久しいが、確かに、信越線を160キロまで高速化すれば、現在、「特急しらゆき」で二時間かかって上越妙高に辿り着いているのが、90分まで縮められるだろう。
さらに上越妙高での乗り換えホームを改良することで、新潟~長野2時間が実現する。
そうすれば、沿線からの需要もあるだろうから、『高崎回りの全線新幹線』に対しても勝算があるのではないだろうか。
しかし、調べて見ると、上越北陸新幹線を乗り継いで高崎回りすると、長野へは2時間10分で行ってしまう。
これでは勝算はない。

そうすると、ほくほく線回りでは、さらにダメである。
実際、新潟から越後湯沢までは意外に速く、新幹線で49分、そして昔の時刻表を紐解いてみると、往年のはくたかは、そこから直江津まで48分ですっ飛ばしていた。
しかし、そこから新幹線駅の上越妙高までは、スノーラビットでも16分かかる。
トータルの乗車時間は、113分となり、越後湯沢での乗り換えを考えると、たとえ、はくたかを復活させたところで、どうやっても特急しらゆきの「直通二時間」に勝てない。
ちなみに、現在のスノーラビット(一日1本)では、越後湯沢から上越妙高まで、79分であり、トータルの乗車時間は128分となり、完敗している。
いくら高速鉄道として設計・建設された、ほくほく線でも、長野行きは、高崎回りの全線新幹線に勝てないのである。

すると、議論の俎上に上げるべきは、新潟と北陸以西を結ぶラインである。
現状でも、特急しらゆきを使った方が、高崎回りよりも少なくとも30分は早い。
これをもっと使いやすく、つまり、乗継を便利にして、高速化を図る、と言うのが正しい攻め方であろう。

過去の検討委員会での地図