magcupの日記

何でも引き付けるカップ、magcup

キャンディキャンディ、アニメ版

エルロイ大おばさまとロッテンマイヤーさん、どっちがコワイだろうか、、。大人になってから見るとアニメでのロッテンマイヤーさんは、しつけに厳しくて、独身でちょっとカリカリしていて美人で、そして眼鏡萌え〜である。
残念ながらエルロイに萌えることはないと思うが、キャンディの敵役と捉えられがちな彼女の態度の変化が面白い。アニメ版しかフォロー出来ていないが、以下に記しておく。
アードレー家の養女になった直後、ニールとイライザが、キャンディの着ている服をけなすシーンがあり、キャンディは、これは大伯母様に作っていただいた服であり、時間も無いのに寸法まできちんと測ってくれて、と反論する。そのようすを見てエルロイは「あまりおかしなものも着せられないからと思って作ってやっただけなのに、この子は感謝している。それに比べてニールの態度は、、、」とキャンディに理解を示している。その後もキャンディの破天荒な振る舞いを叱責することはあっても、それは、アードレー家は世間様に対して責任があり面目を大事にしなければいけない、と言う教育的なものである。キャンディが「げんかつぎ」でエルロイの焼いたパイを食べなかったときなどは、最初理由がわからなかったときはいらいらしているのだがドロシーから理由を聞いたあとは本当に嬉しそうで完全にキャンディ側に立っている。
アンソニーの死の直後もキャンディを憎んだりすることもなく、アンソニーの薔薇を捨てないで欲しいと懇願するキャンディに「私はアンソニーのことはみんな忘れてしまいたいんだよ」と穏やかに話している。(「お前が来てからろくな事がない」と八つ当たりするのはもっとずっと後のステアが従軍兵士として出征した際)
そんなエルロイ大おば様の態度が一変するのはセントポール学院に入学した子供たちを尋ねてロンドンにやってきたときである。どうしてキャンディを呼ばないかと激しい口調で詰め寄るアーチーに対してエルロイは「私は不愉快な気持ちになるためにはるばるロンドンまで来たのではない」と跳ねつけている。
その後は一貫して冷たい態度であり、エルモア劇場、テリーとの別れのあと、と、「養女にしたのはウィリアム大おじ様の失敗でした」と言い切っている。どうして突然態度が変わったのだろうか。良く考えればすぐにわかるのであるが、キャンディの行動に原因があると思う。だまってアードレー家を飛び出してポニーの家に帰ってしまったのだ。さらに輪をかけるように帰国後、シカゴの本宅に尋ねて行った際には挨拶もそこそこに「縁を切って欲しいんです」と言い出している。これでは激怒されても仕方がない。
(この件ではアニメしかフォローしていない)