magcupの日記

何でも引き付けるカップ、magcup

ラウンドパイと尽数関係

昔、天文学をちょっとだけかじったときに「月がどうして裏面を見せないか」という問題で「尽数関係」という言葉が出てきた。自転周期と公転周期が単純な倍数になっているときに安定してずれないという話だ。その理論の説明の中で出てきたのが「ラウンドパイ\varpi」という変数。初めて見る記号だった。ギリシャ文字の一覧にも無いのだけれど、パイというからにはギリシャ文字だ。オメガの上にチルダを乗せたような記号で、その後、LaTeXでは\varpiと表記することがわかった。
でも、ラウンドパイとは一体どういう何なのか、全くわからなかったのだが、Google先生のおかげて最近やっとわかった。英語圏での読み方は"curlypi"。なるほど、誘電率を表すイプシロンεもcurly-epsilonと呼ぶらしい。ちなみにcurlyでないイプシロンは集合の要素を表す記号の∈に似た\epsilonである。それから、ここの説明には件のラウンドパイは「天文学を除いて通常は一般に使用されない.」とある。源ちゃん、やっとわかりました。