magcupの日記

何でも引き付けるカップ、magcup

逆火防止

ガス屋のインスペクションがあった。
「酸素バーナのところに水封安全器と逆止弁をつけろ」とのことだった。担当者もよくわからず困っている。検索すると、ようするに、バーナから出ている火が、ホースの中へ引っ込んで逆流し、爆発する危険性をどこかで食い止める」ものらしい。
水封安全器は、水を間に入れて火を食い止めるものでかなり大掛かりになるので最近はあまり使われず、乾式の簡便なものが多いらしい。webで検索すると、http://www.koikeox.co.jpに、小池酸素工業(株)が見つかり、電話して聞くと本当に丁寧に教えてくれた。バーナー(吹管)入口直前と、ボンベの出口にそれぞれ「逆火防止器」を入れれば良いとのことだ。それほど高価ではないらしい。
http://www.koikeox.co.jp/seihin/yshohin/MINITACLE.pdf
にカタログがあるので相手のネジに合わせたものを買えばよい。都市ガスの出口等、タケノコになっている場合は、仕方が無いが、ホース継ぎになってしまう。仕方が無いという意味は、逆火が起こるとホースが焼ける(焼け砕けると空気と混じって爆発)のが問題だからである。
昔、工業高校に通っていた従兄が溶接(ロー付ではなく本当の溶接らしい)を習ったときに、一番気をつけなければならないのが、バーナーの火がホースの中を逆流して行くことだ、と教えてくれたことを思い出した。三十年前の話だ。彼は今、中堅会社の取締役だ。