magcupの日記

何でも引き付けるカップ、magcup

久し振りにワクワクした

ちょっとだけわくわく。
圧縮空気をノズルから出すと、数十度も冷えるシステムがあるらしい。反対側の出口から、ちゃんと熱風が出るので、決して怪しい原理などではなく、実際、圧縮空気を利用できる工場ラインで多用されているらしい。

YouTubeで検索すると、あの「でんじろう先生」が説明されている動画がみつかる。円筒の側面から片側の端に向けて少し斜めに高圧空気を吹き込むと、筒内で渦が出来て、それが一方向に螺旋状に進行し、端から出て行く。
この際、その端にジェットノズル風のバルブを付けて置くと、やって来たらせんは断熱圧縮されて、熱風として出て行く。また、一部のらせん渦がここで「反射」されて、来たときの渦の内側を通って、逆向きに進行するらしい。そして、反対側のノズルから冷風として出て行くことになる。らせんの内側は素通り出来るらしく、この際に断熱膨張するので冷えるのだろう。
この冷え方が半端でなく、数度どころか、数十度にもなり、容易に零下に達する。

これが簡便に利用されるためには、定常的に圧縮空気を使えないとダメなので、コンプレッサを常備した工場等に限られる。一分間に最低でも百リットルくらいを流す必要があるので、大型の高圧ガスボンベ(47リットル)であっても、一時間足らずで空になってしまう。

ジェットクーラー、エアクーラー、ボルテックスクーラーなどでTASCOや、日本精器、エスコなどが商品化。