デジカメの画質、と言えば、撮像素子サイズが支配するものである。
いくら、画素数が多くとも、撮像素子が小さければ、ぼやっとした写真になってしまう、、そう思っていた。
ところが、先週のスタパトロニクスモバイルに衝撃的な記事記事が出た。
ニコンのコンデジCoolpix P950で撮影した「月」の話である。
コンデジの換算2000mmズームで、満月を撮ると、意外ときれい、と言う、ただそれだけのことなのだが、このP950、仕様は、有効画素数1605万画素、撮像素子は1/2.3型原色CMOSであり、自分が持って居るキャノンのコンデジ SX530HSと、スペックについてはほとんど変わりない。
SX530HSは、換算1200mmズームで、1600万画素(有効画素)、撮像素子1/2.3型CMOS(裏面照射型)である。ちょっと光学ズームが小さいが、これでも十分、満月を画面一杯に捉えることは可能である。
しかし、である。このSX530HSを望遠モードにして、夜間の月や、昼間の遠景を映すと、いくらマニュアルフォーカスを∞にしても、いくらベランダの手すりに乗せて安定化しても、いくら絞りを絞り気味にしても、いくら冬場の寒い朝でも、どうしても、ぼやっとした写真になってしまう。当然、デジタルズームは使っていないのにである。
今まで自分は、「遠景の撮影は、空気の層が揺らぐから、ぼやっとしても仕方がない」と思っていたのだが、今回、スタパの写真(月、以外にも、遠景ズームが沢山掲載されていた)を見せられて、ショックを受けた。
光学系のわずかな歪(やはりレンズ品質は NIKON>CANONなのか?)によるものなのか、それとも、デジタル処理エンジンの違い(P950は2020年2月、SX530HSは、2015年2月発売)なのか?
▽件のP950で撮影した満月の写真。SX530HSとは雲泥の差である。(上記のk-taiウォッチ>スタパトロにクス モバイル から引用、と言うか直リン)
▽SX530HSで自分が撮影した半月。なぜこんなにダメなのか?
magcup.hatenablog.jp
▽(同)ちょっと暗いけれど満月。スタパのと何が違うのだろう。
magcup.hatenablog.jp