magcupの日記

何でも引き付けるカップ、magcup

CDとDVDと、貸レコード屋と中古レコード屋(悪の根源)

音楽が入っているのがCDで動画が入っているのがDVD、こんなわかりやすい区別はないのであるが、もう一つ、コピーできるのがCDで出来ないのがDVDという区別もある。CDはiPodが普及したおかげで、メーカー側が急に折れて、CCCDを止めだした。しかし、DVDの方はコピープロテクトを外そうとしただけで罪に問えると言う悪法が未だに生きている。まるで五傍の掲示(明治時代に入ってからのキリシタン禁令)のようだ。そのため、iPodZaurusなどのPDAやモバイル機器でDVDに入った番組が見られない状態が続いている。家の中でも、何枚かのDVDを続けて見るということすら出来ないのだ。一枚一枚、手で入れ替えなければならない。一体、どうしてこのような「罰」を消費者が被らなければならないのだろうか。
もちろん、その答えは明らかで、もともと、貸しレコード屋という存在が悪の根源で、これを野放しにしたために、違法コピーが蔓延したのが発端。貸しレコード屋が「会社として営業」してしまったので、それを取り締まる法律が無い以上、その広がりを抑えられなかったのだ。どんなに法律スレスレでも、どんなに大嘘をついていても、一旦、会社として営業してしまうと、なかなか、行政が取り締まったり出来ないのは、「水商売ウォッチング」で明らかだ。
動画を視聴できるモバイル製品が増えて来ているので、DVDもコピープロテクトが外れるのは早晩間違いないだろう。その前に貸しレコード屋と中古レコード屋を何とかすべきことも確か。はっきり言って両者は「社会悪」だ。
ただ、どちらも「営業」している以上、そう間単には潰せないのは確かなので、いずれ、ハード媒体(CDやDVD)による著作権物販売自体が廃れて駆逐されるのを待つほか無いのかも知れぬ。オンライン販売だけになれば、中古レコードなどという意味が無くなるし、一回だけ安価に見たいという視聴者の要求も容易に満たせるからだ。