magcupの日記

何でも引き付けるカップ、magcup

信用と信頼を失った楽天・インフォシーク

インフォシークの無料webサービスiswebライト」が、わずか十数日間程度の告知のもとに、あっさり廃止された。データは完全に消去されサルベージも出来ない。さらに恐ろしいことには、米国のアーカイブサイトwww.archive.orgのデータも一切削除してしまっている。残っているのはわずかなGoogleのキャッシュのみである。
無料なのだから、いつやめても文句は言えない。それは確かにそうである。しかし、iswebを利用していたサイトの中には貴重なデータを含むものが数多くある。いや、データが貴重かどうかは問題ではなく、「当時そういうどうでも良いサイト群が割拠していた」という状況が遺産として大事なのだ。それらを「日本の文化として保存しよう」という考えが楽天の中に一切なかったというのが非常に気にかかる。記憶媒体と転送速度は等比級数的に増大しているのだから過去の小さなwebページの保存など取るに足らないコストで実現可能なはずである。それにもかかわらずあっさり消してしまったというのは、全く納得のゆかぬことである。
商業的には大変面白いサービスを展開している楽天であるが、どうにも、拝金主義とか商業主義とか言うキーワードがちらついていしまう。大変残念なことだ。