magcupの日記

何でも引き付けるカップ、magcup

35年ぶりにやっと巡り会えたゼンハイザー

今から数十年前、1970年代、高校生の時に、ゼンハイザーのヘッドホンを買った。型番は覚えていない。見た目のチープさと、その価格の高さに仰天した。オールプラスチックでイヤーパッドは安物っぽい黄色いスポンジ。手に持って見るととてつもなく軽い、軽い、これでもか、というチープさのオーラが出ている。それでいて、値段は量販店でも一万円近かった。

このチープさは何か秘密があるに違いない!誰も買わないに違いない!俺の秘密兵器になるに違いない!

と独り思い込んで、忘れもしないダイエー新潟店で買ったヘッドホン。
家に帰り、デンオン(当時はデノンでなくみんな、デンオンって呼んでた)のアンプで早速聞いて見た。すると、、

あれ、接触不良かっ!スピーカーが鳴ってるじゃないか!とんでもない不良品掴まされたか!

思わずヘッドホンを乱暴に外すと、静まり返る部屋。音は確かにゼンハイザーから鳴っていた。この軽さ、フィッティング、感動的。
しばらく、愛用していたのだが、5〜6年してケーブルの片側が断線してしまい、結局、捨ててしまった。型番も覚えていない。でもあの感動は忘れない。
Googleでもなかなか見つからなかったのだが、こちらのサイトSENNHEISER(ゼンハイザー)で、HD400という入門機であることが判明した。このHD-400は、1977年頃発売開始で1983年にはディスコンしてしまったため、その後、市場で見ることがなくなってしまったということだ。 35年ぶりの邂逅である。
Wikiによれば「ゼンハイザーは1967に世界で初めてオープンエア型のヘッドホンHD414を発売し」、、、だそうで、HD-414はそのチープな見た目とうらはらに、その軽さと、プロのミュージシャンが多く愛用したことで、有名になったらしい。

HD-400(20cheaddatebase.web.fc2.comさんから拝借)

 
うん、俺の選球眼は間違ってなかった。
という訳で、またやってしまった、HD25-SP2、修理PC受取に立ち寄った店舗での完全な衝動買い。


≪結果≫
軽さもチープさも音もケーブル交換可なのも、全ていいンだけど、所詮、密閉型なので、5分で耳が痛くなる。体質かな。オープン型のHD-400は痛くならなかったのだが、、、。いやはや。
こんなのに交換してみようかしらん。