前々日(金曜、17日)から新潟入りし、実家1の掃除・ゴミ出し、不動産屋との面談、神棚の神社への奉納(神棚浄火清祓、18日)、そして、法要の準備(お花・供物)を行った。
お花はお寺のすぐ裏手の「前田生花店さん」に、当日の朝に届けてくれるように注文。日曜は休みだが、Z寺の法事であれば当日、配達してくれるとのこと。本堂用のお花は六千円(Z寺本堂用として、決まっているらしい)と、お墓用ひと向え1,500円、支払は現金のみ、でげんなり。
供物は和菓子屋(丸屋本店)で当日(9/19、日曜)朝、購入。水引は四十九日からは黄色にするのがこの地での風習らしい。
お寺へのお布施は、法要代と納骨料3+5で合計8万円、一つにまとめて、出させていただいた。父親の葬儀の際と同額である。
甥御さんたちとそのご両親(義母の兄弟)からいただいた香典(3+6)で十分に足りたが、こちらの旅費までは出なかった。
まず本堂で、義母(父の再婚相手)の四十九日法要を、甥御さんHさんと二人だけで聞き、焼香した。自分が二人分だとして三百円置いたのだが、Hさんも同額置いてしまった。まあ良い。
納骨は、まず控室で、A3程度のカレンダー紙で、漏斗(じょうご)のようなものを作り、ガムテ―プで隙間が無いようにしっかり止めた。紙同士の隙間があるとそこに骨が入り込んでしまう可能性があるから注意が必要だ。
漏斗の出口の大きさをいろいろ変えられるよう、ハサミを持ってお墓へ。
まず、小さな卒塔婆の集合体をお墓の前の地面に置き、次に、ロウソクや線香を立てる台の石を少しずらして、墓穴が見えるようにし、蓋を取り出した。
先ほどの漏斗を墓穴に入れるのだが、先っちょがすぼまらないように、かつ、墓穴からはみでないように、漏斗の先の形状をハサミで調整。漏斗を入れる角度もや、先端の出口の形状も調整しながら進めて行く。
まず、小さな方(分骨)の遺骨からザラザラと入れた。大きな遺骨入れの方は、掻き出すものが必要だが、ロウソクで代用した。コンビニのスプーンでも良いと思う。
一度に入れ過ぎて溢れると大変なので、少し骨を入れては、墓穴に押し込み、、を繰り返す。
漏斗の先端の孔の形状が非常に肝心。漏斗を斜めに突っ込んだときに、口がちゃんと開いているような状態にしなければならず、カットアンドトライ必須である。円錐軸に対して少し斜めに切り取るのが良い。
十回くらいに分けて骨を流し込んだ。
最後は、墓石の上に残っている分をティッシュで押し込み、そのティッシュはちゃんと回収した。なぜなら後ろで和尚さんが見ているからである。
納骨完了後、線香とロウソクに火を付けた。結構、風があったので、ポケトーチは大変役立った。はっきり言って、ライターやチャッカマンは墓前では役に立たない。ポケトーチ一択である。
但し、ロウソクの方はいくら点けてもどうしても消えてしまうがこれは仕方がない。
その後、ずっと墓の横で待っていて下さったご住職に、お経を上げて貰った。
別のお坊さんだと、別にお経代を差し上げるので、一応、千円準備してきたが、和尚さんに千円渡すのも失礼だと思い、結局、渡さなかった。
再度、部屋に戻ってお布施(四十九日と納骨で8万円)を渡し、よもやま話もなく終了。和尚さんの方でもまた「位牌預かってくれ」とか言われても困ると思ったのだろう。
帰り際に、和尚さんから一つ、言われたのは、一山寺の住職も引き受けることになったとのこと。近くに別宗派で同じ名前のお寺があるので間違えないようにせねばと思った。いや思ってない。
ともかく、亡父を最期まで面倒を見てくれた義母に対する義理と責任は果たせたので感無量。
一方、もう、義母のヒステリーで振り回されることもないと思うと大変にうれしくありがたい。
そのまま駅まで甥御さんの車で送って貰った。