以前にも書いたがアニメ版で削除された点の追加。
アルバートさんとの同棲に浮かれている描写の削除
YouTubeを見ていて初めて気が付いたのだが、原作には、病院を追い出された(正確には自分で出て行ったのだが、、、)アルバートさんとの同棲生活にあたり、キャンディがペアカップやペアパジャマをウキウキしながら買い揃える描写がある。アニメではそれらは一切カットされており、代わりにあるのが大家とレナード委員長の厳しい態度である。大家は亭主でも兄弟でもない者と一緒に住むなんて奴に部屋は絶対に貸さん、と怒り出すし、レナード副院長はステアとアーチーのとりなしでようやく借りられた家に馬車でやってきて「もし看護婦寮に戻らぬなら首だ」と言い渡す。その後の、キャンディ本人による交渉や先輩看護婦による団交もなかなか通らず、レナードがようやく屈したのは従軍看護婦で死んだ者もいるのに、戦場から戻ったアルバート氏をほおり出すのはいかがなものか、と言う論理に対してである。
このようにアニメではいわゆる社会常識を逸脱していないかという厳しいチェックがいたるところにかけられている。年をとってから見返すとそういうところがようやくわかるようになってきた。
いや、それにしても原作でのキャンディの浮かれぶりの描写がすごい。「動機がまじめなおままごと」だからOKなんだろうか。一体、そのシーンはテリーと別れる前だったのか後だったのか、、、。
