magcupの日記

何でも引き付けるカップ、magcup

瀕死のDATをサルベージ

落語のテープが数十本ある。数十本と言ってもカセットテープではない。DATである。一本あたり、優に4時間はデジタル高品質録音出来るという強者である。CDと同じ品質で、デジタルコピー(一世代のみ)可能で、5〜6時間(ハーフモード)という長い時間の録音が出来て、時代の寵児となるはずだった、、、。そんな解説は至るところに書いてあるので、壊れかけの瀕死のDATデッキで数十本のDATをMP3へ落とす顛末(未だ終っていない)の要点だけをまとめておく。なお、中身は主に、「真打競演」など、昔(20年くらい前)のNHKラジオ番組を録音したものであり、CD等の別媒体でも発売されておらず、どうしても残しておきたいのである。

  • DATデッキ
    • SONY TCD-D3、DATデンスケである。
      • そういえばカセットデンスケD5も持っていた。関係ないけどWillcom D4も持っている。
      • DAT-Walkman WMD-DT1も持っていた。
    • D3、既に瀕死状態で、ニ回に一回はテープがイジェクトもロード出来なくなる。ひたすら、電源を入れ直す。
      • トラブル時にはCAUTION表示が出るのであるが、修理方法はここ
      • 絶対にテープを引っ張り出してはいけない。テープがピンチローラに引っかかってしまう。
    • デジタルin/out端子付きなので、SONY純正光ケーブルアダプタを数年前に購入してあった。
  • DAコンバータ
    • CANOPUS MD-Port(XPではなく無印)
    • ドライバはカノープスのページでダウンロード可能。
    • 一応、ドライバとMediaCruiseの両方をインストール
  • 使用ソフトウェア
    • カノープス純正のMediaCruise(MP3レコーダ)は、とにもかくにも使いにくい。どうしたらこんなに使いにくいソフトを作れるか、というくらいひどい。
      • Microsoftのメディアプレーヤよりひどい、と言ったらどれくらいか判ってもらえると思う。
      • MD-Portのドライバは必須。
    • MP3エンコーダはその昔流行った「午後のコーダ」を使用。
      • その昔、CDのリッピングで流行ったソフトウェアである。今はMSのMediaPlayerやiTunes自体がそういう機能を持っているので隔世の感がある。
      • 起動すると、ちょっと誤解を招きかねない起動画面が現れるので注意が必要。すぐに別のパネルの裏に隠すか、あるいは私も二次元です、と開き直る必要がある。
  • モニタは、MD-Portの光出力端子からイヤホンで行う。
    • 光端子はミニジャック形状で、アナログミニプラグも光端子もコンパチのように挿せる優れもの。
      • だれが発案した規格なのだろうか。ともかく素晴らしい。
    • 午後のコーダで「ライン入力MP3録音」を選択し、WAVE入力をCanopus MD-Port Optical Digitalに設定。
    • 午後のコーダが暴走したように見えた場合は、MD-PortをUSBから外してみる。
      • 午後のコーダを起動中・使用中に無闇にUSBを抜くと動かなくなるかも知れない。
    • MD-Portが動かなくなったら、一度、MediaCruiseを起動してみると復帰するかも知れない。
  • MP3カッター
    • 良い物(軽くて操作が簡単)がなかなか無くて困ったが、mp3DirectCutというのに落ち着いた。時間軸の拡大縮小も速い上、画面上で波形(振幅)を見ながら領域を指定して簡単にカット出来る。逆に領域指定した部分だけのセーブも可能。
  • 正月明けぎりぎりに全部変換し終わったところでTCD-D3がお亡くなりになった。合掌。