magcupの日記

何でも引き付けるカップ、magcup

(父の想い出)三回忌、位牌を忘れて、、、

前日(12/11金)の午後、法事の準備を確認しようと実家1に電話してみると、義母(亡父の再婚相手)は、未だお花は買っていないという。当日は1時に家に行くから、すぐにタクシーで出られるようにしてくれないと間に合わない旨、何回も伝えたのだが、何回繰り返しても義母は「具合も悪いので、あなたが当日来てから」と、話が戻ってしまうので大変不安。
いよいよ当日(12/12土曜日)、義母を迎えに行くのに一人でローカル線に乗り換える直前、再度電話してみた。すると、お花は午前中に買いに行き、お店から十二時半に届けて貰う手はずになっているとのこと。一安心だ。少なくともお花をこちらで買わなければいけなくなるという線は消えたので、速攻で連れに連絡。お寺の近くまで直接行っているようにLINEを打った。

その後も義母は電話口で、「具合が悪くて悪くて」とか、「今日は寒くて」(実際、この日はかなり冷え込んだ)とか言っているので、ついに「それではお布施とお花を私が預かって、我々だけでお寺に行ってくるようにしましょかね?」と聞いて見る。すると「そうしてもらったほうがいいかな」と、何だかとても安心しているようす。
もしそうならこっちも大いに安心だ。送迎の手間が省ける。「お義母さんそれがいいなら、そうしましょうね」と電話を切った。

小雨の中、ローカル線で実家にたどり着くと、お布施が3+1(今回の法要と、暮れの挨拶分)だけちゃんと、用意してあり、大いに安心。挨拶の方は包みに「志」と書けと言われるので、持参していた筆ペンでその通りに書いた。前回、一周忌のときにも3+1を出したと思う。
亡父の写真はスマホに入っているからいらない、と断って、あと何か手伝って置くことないかね?と聞き、大丈夫と言うので、買って貰ったとても大きなお花(花束)を一つ、大きな持参のビニール袋に入れて抱えて家を出た。それが、自分が義母の顔を見た最後になった。

雨の中をローカル線の駅まで戻ったところで気が付いた。位牌を忘れて、、、愉快なmagcupさん。
まあ怒られはしないだろうと、そのままH駅まで乗って下車。終点まで行くと寺からは遠くなる。
H駅前のロータリーにタクシーが一台居たので安心して飛び乗ったら、Z寺は知らないと言う。住所を伝えるとカーナビで調べてくれた。駅から意外と遠かったので、歩かなくて良かったと思う。

寺の前の公園で、連れたちと無事に合流してお寺の門をくぐり、玄関でご挨拶。アルコール消毒液も準備してあった。
茶の間でお茶とお菓子をいただいた。そのとき、お布施を包む袱紗も忘れて来たことに気が付いた。仕方がない、連れが風呂敷みたようなものを持っていたので、それで包んだ。
「今日は母が少し体調が勝れないので私どもだけで参りました。こちらが預かって参りました、ご挨拶(お布施)でございます。それから先ほど実家を出る際に慌てておりまして位牌を忘れてしまいました。申し訳ございません。」と言いながら、風呂敷(!)を広げてお布施をお渡しした。

位牌は和尚さんが紙に書いて下さった。ありがたや。そのおかげで、法要のあと、実家に戻らずに済んだ。めでたしめでたしである。
紙の位牌は、それをかける専用の台のようなものがあったので、結構、忘れて来る人がいるということか。
スマホに入れた写真は、焼香台の上にスマホ台を置いて立てた。スマホ台を持って来てくれていて大正解。ただ30分でバックライトオフになるらしい。連れと、「方丈様が『仏様が西方で微笑んでいらっしゃいます』」とおっしゃったらスマホにタッチしよう、と打ち合わせておいた。が、バックライトが消灯したのは、何と、ちょうど焼香のときだった。

位牌は紙に書いて貰ったが、一周忌の際も、本物の位牌と並べて置いてあった

焼香台には一人ずつ百円出して来たが、人数が少ないので千円置いても良かったかも知れぬ。
焼香のあともしばらく読経があったので、トータルで45分くらいだろうか。
お墓のお参りは、雨がつようございますからと辞退して、母の実家Yの伯父(次男Kちゃん)の話を少しだけしておいとますることに。帰り際に法要で使用した紙の位牌とカレンダーをいただいた。
帰り際に墓の方にも我々だけで立ち寄り、三軒分を見回って、寺の門を出て大通りで歩き出した。途中、三越のビルの前を通ったが、建物は未だがらんどうで 「何にもなっていなかった」ことに驚き、悲しんだ。
バスでホテル(東横イン、1泊)へ戻った。
夕食は、もうみんな疲れていたのでコンビニのおにぎり。
翌日帰京後、寺からいただいた紙の位牌とカレンダーを実家の義母に郵送した。